至極、当たり前のことだけど
年を重ねるごとに、身近なところで人の死に接することが多くなる。
その人が亡くなると必ず思うのは、
その人の人生は幸せだったか、
その人は召される時、自分の人生を振り返って何を思ったのか。
人は何のために生きるのか。
世に生きとし生けるものは全て無常であり、
人に限らず、この世に生を受けた時、
死は必ず約束されており、誰もそこから逃れられない。
そしてそれがいつやって来るかはわからない。
5年先か10年先か、もしかしたら明日かもしれない。
そんな無常の空しさを埋めるため、
無常が故、投げやりにならず精進して生きるため
輪廻という概念が生まれたのかもしれない。
平均寿命が伸び、老後を考える人が増えてきた。
もちろん私もそれなりに考えている。
でも、今日できることが明日できるとは限らない。
だから、精進もし、謳歌もする。
無常なのだから。