オフィス家具

オフィスレイアウトのコツ

上手なオフィスレイアウトは、安全・快適・効率・コストを考慮して、全体像を描くことから始めましょう。

安全なオフィスの必要性は、東日本大震災を経験した宮城県では、みなさん実感されることと思います。

次に、人が働くオフィスは快適でなければなりません。モチベーションが上がるオフィスが理想です。

そして業種に応じて、業務の流れやコミュニケーションが無駄なくとれるオフィスは効率を上げます。

さらにコストも大切です。オフィスの賃料の坪単価を考えた時、スペースの無駄は目に見えない経費の無駄になります。

では、具体的にどのように考えればいいのでしょう。その要素としてよく言われるのが、

1.ゾーニング計画

2.動線計画

3.基準寸法

この3つです。

ゾーニング計画とは、用途に応じて大まかなスペースを決めることです。

例えば、来客スペースと社内の業務スペースの配置や、給湯スペースの配置、業務グループや保管場所の配置などです。

個人情報を扱う企業などでは、来客スペースが分離されていることが望ましいですし、

来客時に給湯スペースが遠ければ、接客時にロスが出ます。

管理職のデスクの位置や、業務グループの配置を最適にすることで業務効率は上がります。

また、保管場所を最適な位置にすることは、時間の短縮と見えない経費削減に結びつきます。

次に、動線計画ですが、要するに、人と業務がどう動くかということです。

この流れがスムースになると業務効率が高まり、働きやすいオフィスになります。

最後に基準寸法です。どんなに考えた配置にしても働きにくいオフィスになってしまうことがあります。

その原因の一つが、基準寸法を無視してレイアウトしてしまうことです。

人と人がすれ違う通路の寸法が足りていなかったり、デスクとデスクの間隔が狭すぎたり、

様々な問題が起こり、窮屈なオフィスになり快適さを損なうことになります。

レイアウトの変更は、電気や通信の配線変更を伴います。

余計なコストをかけないために、以上のことを考慮し専門業者に相談することをおすすめします。

あとはお好みの色、デザイン、予算でモノの選択をするとよいでしょう。

落ち着いたシックな感じで低予算な例

カラフルな元気な感じの低予算な例

 

オフィスチェアの選び方

チェアはオフィス家具の中で、デスクワークの多い企業では、一番疲労の度合いを左右します。

腰痛や肩こりの原因になりますので、安易に価格だけで選ばず慎重に選びましょう。

まず素材です。

1.布張り

2.メッシュ素材

3.合成皮革

4.本革

布張りは一番ポピュラーな素材です。蒸れにくくソフトですが汚れがつきやすい面もあります。

メッシュは、より通気性がよいです。低級性の向上により、最近はこのタイプが増えてきました。

合成皮革は汚れがつきにくいです。反面、蒸れの問題があります。

本革は高級感があります。座った感じもしっくりしますし、合成皮革のほど蒸れもありませんが価格は割高です。

これらの要素を考慮して素材を選びましょう。

次にロッキングです。ロッキングとは背もたれの傾きです。

1.背もたれだけがロッキングするタイプ

2.背もたれと座面が独立してロッキングするタイプ

3.背もたれと座面が連動してロッキングするタイプ

機能的にも価格的にも1~3に進むにつれて高くなります。

しかし、人の体はそれぞれ違うので一概に高いほうがいいとは言えません。

できれば座って試してみてください。

 

ワークデスクの選び方

まず、引き出しがあるタイプか引き出しがないタイプかを選びましょう。

外勤が多い企業なら引き出しがないタイプ、内勤が多い企業なら引き出しがあるタイプがお勧めです。

一般に引き出しがないタイプにキャスター付きの引き出しをセットすると、

引き出しがあるタイプのデスクより割高になるからです。

但し、頻繁に席替えがある企業では引き出しがないタイプの方が効率がいいです。

次に寸法を選びます。デスクのスペースが狭いと業務の能率が上がりません。

逆に寸法が必要以上に大きいとスペースが無駄になり、レイアウトの自由度がなくなります。

最後に好みの色を選びましょう。色はホワイト、ベージュ、グレー、木目などがあります。

 

書庫やラックの選び方

紙の重量は意外にあります。安価で作りが弱いものを選ぶと後で必ず後悔します。

耐荷重を考慮してよく検討して選択してください。

地震対策も顧慮して、転倒防止もしておくべきです。